ミドル・ハイクラス女性の仕事・キャリアに関する意識・実態調査2025

このたび、女性管理職・女性リーダー層の転職支援を行っているパソナキャリア(運営:株式会社パソナ、本社:東京都港区、代表取締役社長COO 中尾慎太郎)(https://www.pasonacareer.jp/woman/)は、2025年3月7日~3月10日の4日間、25歳~59歳の年収が500万円以上の会社員・会社役員女性1,000名を対象に、「ミドル・ハイクラス女性の仕事・キャリアに関する意識・実態調査2025」を実施致しました。また、25歳~59歳の年収が500万円以上の会社員・会社役員男性1,000名にも同様の調査を実施致しましたので、比較対象として一部掲載しています。(調査協力会社:ネットエイジア株式会社)
ミドル・ハイクラス女性が働く上で重視したいこと
ミドル・ハイクラス女性が働く上で重視したいことTOP3
「ワークライフバランスがとれる」「職場の人間関係がよい」「雇用が安定している」
年収が500万円以上の全国の25歳~59歳の会社員・会社役員女性(以降、ミドル・ハイクラス女性と表記)1,000名に、仕事・キャリアに関する意識について聞きました。また、比較対象として、ミドル・ハイクラス男性(1,000名)の結果も一部掲載しています。
はじめに、ミドル・ハイクラス女性(1,000名)に、働く上で重視したいことを聞いたところ、「ワークライフバランスがとれる」(37.3%)が最も高くなり、「職場の人間関係がよい」(36.4%)、「雇用が安定している」(29.9%)、「やりがいがある」(29.6%)、「柔軟な働き方ができる」(29.2%)が続きました。
男性(1,000名)と比較すると、「ワークライフバランスがとれる」(女性37.3%、男性28.5%)では8.8ポイント、「柔軟な働き方ができる」(女性29.2%、男性19.9%)では9.3ポイント、女性のほうが高くなりました。ミドル・ハイクラス女性では自身のライフスタイルと仕事との調和を重視したいと感じている人が多いようです。

年収別にみると、年収700万円以上のハイクラス女性では「やりがいがある」(31.7%)が、年収500万円~700万円未満のミドルクラス女性(26.5%)と比べて5ポイント以上高くなりました。また、ミドルクラス女性では「ワークライフバランスがとれる」(41.5%)、「職場の人間関係がよい」(40.0%)が4割以上となりました。

ミドル・ハイクラス女性の仕事・キャリアに対する意識
職場での人間関係に対する満足度 「部下・後輩との関係」、「上司・先輩との関係」ともに5割前後
「仕事内容」に対する満足度 ハイクラス女性では6割
ミドル・ハイクラス女性(1,000名)に、現在の職場・仕事についてどのように感じているか聞いたところ、≪部下・後輩との関係≫では「非常に満足」が15.2%、「やや満足」が36.1%で、合計した『満足(計)』は51.3%となり、「非常に不満」が3.5%、「やや不満」が7.5%で、合計した『不満(計)』は11.0%、「どちらともいえない」は37.7%でした。
また、≪上司・先輩との関係≫では、『満足(計)』は48.3%、『不満(計)』は15.6%、「どちらともいえない」は36.1%となりました。

≪仕事内容≫については、『満足(計)』が55.0%となり、満足と回答した人が半数を超えました。
年収別にみると、ハイクラス女性では『満足(計)』が59.8%、『不満(計)』が12.8%となり、ミドルクラス女性では『満足(計)』が47.8%、『不満(計)』が15.5%となりました。

「職場環境・風土」に対する満足度 ミドル・ハイクラス女性の5割
職場の“環境・風土”にあてはまるもの
「コミュニケーションが取りやすい」、「性別による差がない(仕事・待遇など)」、
「柔軟な働き方ができる」、「意見を言いやすい」は満足層と不満層で20ポイント差
≪職場環境・風土≫については、『満足(計)』が49.3%、『不満(計)』が17.9%でした。
年収別にみると、ハイクラス女性では『満足(計)』が52.3%、『不満(計)』が18.0%となり、半数以上が満足と回答しました。また、ミドルクラス女性では『満足(計)』が44.8%、『不満(計)』が17.8%でした。

自身の職場の“環境・風土”としてあてはまるものを聞いたところ、「休暇が取得しやすい」(38.3%)が最も高くなり、「就業規則が明確になっている」(26.9%)、「福利厚生が充実している」(26.0%)、「コミュニケーションが取りやすい」(25.7%)、「性別による差がない(仕事・待遇など)」(25.6%)が続きました。

職場の環境・風土に対する満足度別にみると、職場の環境・風土に対して満足と感じている満足層では「休暇が取得しやすい」(46.9%)が特に高くなり、「コミュニケーションが取りやすい」(38.9%)、「柔軟な働き方ができる」(36.5%)と続きました。職場の環境・風土に対する満足感はワークライフバランスが実現できる環境で高くなるようです。職場の環境・風土に対して不満と感じている不満層では「コミュニケーションが取りやすい」(9.5%)、「性別による差がない(仕事・待遇など)」(14.5%)、「柔軟な働き方ができる」(10.1%)、「意見を言いやすい」(5.0%)が満足と感じている人(順に38.9%、35.9%、36.5%、32.3%)と比べて20ポイント以上低くなりました。職場の環境・風土に対して不満を感じている人では、職場に対して風通しの良さを感じている人が少ないようです。

「人事制度」に対する満足度 ミドルクラス女性では3割
職場の人事制度に満足していること
「働き方」、「報酬」は満足層が不満層を25ポイント以上上回る結果に
次に、≪人事制度≫に対する意識を聞いたところ、『満足(計)』が37.3%、『不満(計)』が23.2%でした。
年収別にみると、『満足(計)』の割合はミドルクラス女性では29.5%と、3割未満にとどまった一方、ハイクラス女性では42.5%となりました。

職場の“人事制度”について満足しているものを聞いたところ、「労働時間・休暇」(34.7%)が最も高く、続けて、「働き方」(29.0%)、「福利厚生」(27.6%)、「報酬」(24.3%)、「教育・研修」(14.7%)となりました。

職場の人事制度に対する満足度別にみると、満足層では「労働時間・休暇」(40.8%)、「働き方」(42.6%)、「福利厚生」(36.5%)、「報酬」(38.9%)に回答が集中しました。ワークライフバランスの実現と十分な報酬の両立が、人事制度に対する満足感を高める要因となるのではないでしょうか。また、「働き方」(満足層42.6%、不満層16.8%)、「報酬」(満足層38.9%、不満層12.9%)では満足層が不満層を25ポイント以上上回りました。

「性差(男女格差)の状況」に対する満足度 ハイクラス女性では5割
「職場で性別による差を感じたことがある」 非管理職では6割半、管理職では7割半
性別による差を感じたことがあるもの 1位「昇進のスピード」
≪性差(男女格差)の状況≫についての意識を聞いたところ、『満足(計)』が45.8%、『不満(計)』が17.0%でした。
男性(1,000名)と比較すると、『満足(計)』、『不満(計)』の割合ともに、男性(順に36.9%、10.8%)と比べて女性(順に45.8%、17.0%)のほうが高くなりました。
年収別にみると、ハイクラス女性では『満足(計)』の割合は50.8%となり、半数が性差の状況に対して満足していることがわかりました。

職場で“性別による差”を感じたことがあるものを聞いたところ、1位は「昇進のスピード」(27.2%)、2位は「昇給のスピード」(21.3%)でした。仕事に対する評価において、性別による差を感じている人は少なくないようです。次いで、「仕事の内容」(17.7%)、「年収」(17.0%)、「意見の通りやすさ」(16.5%)となりました。
男性(1,000名)と比較すると、“性別による差”を感じたことがある人の割合は、男性(55.2%)と比べて女性(68.8%)のほうが10ポイント以上高くなりました。また、「昇進のスピード」(女性27.2%、男性18.1%)、「昇給のスピード」(女性21.3%、男性12.2%)では男性より女性のほうが5ポイント以上高くなりました。

職場の性差の状況に対する満足度別にみると、満足層では「昇進のスピード」(18.1%)、「昇給のスピード」(14.4%)、「年収」(10.9%)が全体(順に27.2%、21.3%、17.0%)と比べて5ポイント以上低くなりました。また、「特になし」(44.5%)の割合が最も高く、4割を上回りました。一方で、不満層についてみると、「昇進のスピード」(50.0%)が半数となりました。

役職別にみると、管理職では「昇進のスピード」(30.6%)、「昇給のスピード」(27.2%)、「意見の通りやすさ」(20.8%)、「裁量の大きさ」(16.8%)において、非管理職(順に25.6%、18.4%、14.4%、10.8%)と比べて5ポイント以上高くなりました。また、“性別による差”を感じたことがある人の割合においても、管理職(74.3%)が非管理職(66.1%)より5ポイント以上高くなりました。管理職になるまでの過程や、実際に勤めるなかで性別による壁を実感した管理職女性は多いようです。

「年収」に対する満足度 ミドル・ハイクラス女性の5割
目標にしている年収 ハイクラス女性では中央値1,000万円、ミドルクラス女性では中央値700万円
≪年収≫についての意識を聞いたところ、『満足(計)』が49.6%、『不満(計)』が20.0%でした。
年収別にみると、『満足(計)』の割合はハイクラス女性(55.0%)がミドルクラス女性(41.5%)と比べて10ポイント以上高くなりました。

目標にしている年収はいくらか聞いたところ、中央値は900万円となりました。
年収別にみると、目標にしている年収の中央値は、ハイクラス女性では1,000万円、ミドルクラス女性では700万円となりました。

現在の仕事・キャリアに対する総合満足度 ミドル・ハイクラス女性の5割半
仕事やキャリアに関する悩み 1位「仕事に対するモチベーション」2位「キャリアプラン」「年収」
今後のキャリアに関する希望 「年収を上げたい」が3割半
≪今の仕事・キャリアについての総合満足度≫を聞いたところ、『満足(計)』が55.4%、『不満(計)』が12.3%となり、半数以上が満足と感じていることがわかりました。
年収別にみると、『満足(計)』の割合はハイクラス女性では59.0%、ミドルクラス女性では50.0%となり、ハイクラス女性でより高くなりました。十分な報酬を与えられることが仕事・キャリアに対する総合満足度を高めているようです。

仕事やキャリアに関する悩みを聞いたところ、「仕事に対するモチベーション」(19.9%)が最も高くなり、「キャリアプラン」「年収」(いずれも19.5%)、「ワークライフバランス」(18.4%)、「会社からの評価」(17.1%)が続きました。

今の仕事・キャリアについての総合満足度別にみると、不満層では「仕事に対するモチベーション」(32.5%)、「年収」(30.1%)が3割を上回りました。報酬が不十分だという実感が、モチベーションの低下につながっていることが考えられます。

今後のキャリアに関する希望を聞いたところ、「年収を上げたい」(35.2%)が最も高くなりました。次いで、「自由度の高い働き方をしたい」(21.9%)、「長く同じ職場で働きたい」(19.3%)、「自分の興味のある仕事をしたい」(19.2%)、「職種の専門性を高めたい」(17.3%)となりました。

今の仕事・キャリアについての総合満足度別にみると、不満層では「年収を上げたい」(43.1%)、「より良い条件を求めて転職したい」「複業・副業したい」(いずれも30.1%)が満足層(順に32.3%、13.2%、15.7%)と比べて10ポイント以上高くなりました。不満層には、その不満の解消を現在の仕事ではなく、別の仕事に求めている人が少なくないようです。

ミドル・ハイクラス女性の仕事に対するモチベーション
ミドル・ハイクラス女性の仕事のやりがい
ハイクラス女性では1位「自分の成長」、ミドルクラス女性では1位「お礼・感謝の言葉」
ミドル・ハイクラス女性(1,000名)に、どのようなことに“仕事のやりがい”を感じるか聞いたところ、「昇給・昇格」(24.2%)が最も高くなり、次いで「お礼・感謝の言葉」(24.1%)、「自分の成長」(23.9%)、「仕事の責任」(21.5%)、「仕事の裁量」(20.1%)となりました。自身の仕事への評価が実感できたときにやりがいを感じる人が多いようです。

年収別にみると、ミドルクラス女性では1位「お礼・感謝の言葉」(26.5%)、2位「昇給・昇格」(23.0%)、3位「自分の成長」(20.5%)となった一方で、ハイクラス女性では1位「自分の成長」(26.2%)、2位「昇給・昇格」(25.0%)、3位「仕事の責任」(23.5%)となりました。

ミドル・ハイクラス女性の仕事のモチベーションの保ち方 1位「趣味でリフレッシュする」、
「自分の強みを確認する」「同僚と密にコミュニケーションをとる」は6人に1人が実践
ミドル・ハイクラス女性(1,000名)に、取り入れている仕事のモチベーション維持方法を聞いたところ、「趣味でリフレッシュする」(32.3%)が最も高くなり、「仕事とプライベートをしっかり切り替える」(29.3%)、「適度に休憩をとる」(28.3%)、「自分へのご褒美を用意する」(21.9%)と続きました。仕事と私生活のちょうどよいバランスをとることでモチベーションを維持しているという女性が少なくないようです。そのほか、「自分の強みを確認する」(16.3%)や「同僚と密にコミュニケーションをとる」(15.4%)は6人に1人と、“内省”や“対話”を通じてモチベーションを保ったり気持ちを前向きにしたりしている人もみられました。

年収別にみると、「自分の強みを確認する」では、ハイクラス女性(18.8%)がミドルクラス女性(12.5%)に比べて5ポイント以上高くなりました。ハイクラス女性では、私生活を豊かにすることに加えて、自己理解を深めることをモチベーションの維持方法として取り入れている人が少なくないようです。

仕事上で言われてうれしかった言葉
「ありがとう」がダントツ、2位「助かった・助かる」3位「あなたに任せてよかった」
上司・先輩から言われてうれしかった言葉では「頑張った・頑張っている」、
顧客・取引先から言われた言葉では「あなたに任せてよかった」が2位
ミドル・ハイクラス女性(1,000名)に、仕事上で“言われてうれしかった言葉”を聞いたところ、「ありがとう」(206名)がダントツでした。仕事の関係者から感謝の気持ちを伝えられて、喜びを感じた人が多いようです。以降、2位「助かった・助かる」(48名)、3位「あなたに任せてよかった」(33名)、4位「頼りになる・頼りにしている」(25名)、5位「仕事が早い」(22名)と続きました。

言われた相手別に回答をみると、上司・先輩から言われた言葉では、1位「ありがとう」(53名)、2位「頑張った・頑張っている」(16名)、3位「頼りになる・頼りにしている」(15名)と、頑張りを認める言葉や信頼感を示す言葉が上位となりました。顧客・取引先から言われた言葉では、1位「ありがとう」(58名)、2位「あなたに任せてよかった」(14名)、3位「助かった・助かる」(7名)と、仕事ぶりに満足してもらえたことを実感できる言葉が上位でした。同僚・仲間から言われた言葉では、1位「ありがとう」(20名)、2位「助かった・助かる」(15名)、3位「仕事が早い」(4名)となりました。

仕事上で経験した“挫折”のエピソード 「材料の手配漏れなどのミスを繰り返した」
「商品開発したものが売れなかった」「女性には任せられないと言われた」
「事細かにやることを否定された」「子育て中、融通のきく部署に異動し抜け出せなかった」など
“挫折”の乗り越え方 「業務を全てスケジュールに組み込み、ダブルチェックを徹底した」
「友人などに話を聞いてもらった」「逆に楽しんでやろうと切り替えた」など
ミドル・ハイクラス女性(1,000名)に、仕事上で経験した“挫折”のエピソードを聞いたところ、【失敗・ミス】に関するエピソードでは「ケアレスミスをした」や「材料の手配漏れなどのミスを繰り返した」、【目標・成果】に関するエピソードでは「ノルマが達成できなかった」や「商品開発したものが売れなかった」、【人事・評価】に関するエピソードでは「女性には任せられないと言われた」、【仕事量・スケジュール】に関するエピソードでは「タスク逼迫で、期限に追われる毎日を過ごした」、【スキル】に関するエピソードでは「英語でうまく表現できずコミュニケーションがとれなかった」、【人間関係】に関するエピソードでは「事細かにやることを否定された」、【健康・ワークライフバランス】に関するエピソードでは「子育て中、融通のきく部署に異動し抜け出せなかった」といった回答が挙げられました。
“挫折”をどのようにして乗り越えたかの回答をみると、「材料の手配漏れなどのミスを繰り返した」→「業務を全てスケジュールに組み込み、ダブルチェックを徹底した」など改善策を講じたり、「英語でうまく表現できずコミュニケーションがとれなかった」→「勉強を続けている」など地道な努力をしたり、「事細かにやることを否定された」→「友人などに話を聞いてもらった」など周囲の人に相談したり、「子育て中、融通のきく部署に異動し抜け出せなかった」→「抜け出せないなら逆に楽しんでやろうと切り替えた」など気持ちを切り替えたりしたケースがみられました。

管理職に対するイメージと実態
「管理職になると、仕事と家庭の両立が難しそう」 非管理職の約7割
「仕事と家庭の両立ができている」 管理職の6割
管理職女性の実感 「自分に管理職の適性があるかわからなかった」6割半、
「管理職になって良かったと感じている」7割
非管理職には管理職に対するイメージ、管理職にはその実態について聞きました。
非管理職(673名)に、管理職に対する考えについてどのくらいあてはまるか聞いたところ、≪管理職になると、管理業務が多くなり専門業務ができなくなりそう≫では、「非常にあてはまる」が23.9%、「どちらかといえばあてはまる」が48.6%で、合計した『あてはまる(計)』は72.5%でした。多くの人が、管理職になった場合に専門の業務を行うことが難しくなるのではないかと感じているようです。

≪管理職になると、あたらしいやりがいを得られそう≫では、『あてはまる(計)』は43.1%で、半数未満にとどまりました。
一方で、管理職(327名)に、実際の状況についてどのくらいあてはまるか聞いたところ、≪管理職になって、あたらしいやりがいを得られた≫では『あてはまる(計)』は63.9%でした。“あたらしいやりがいが得られる”ということに関しては、非管理職が管理職に対してイメージしているより、実際にやりがいを得られたと感じている管理職が多いようです。


非管理職の管理職に対する考えについて、≪管理職になると、年収が上がりそう≫では『あてはまる(計)』は71.5%でした。
管理職の実際の状況について、≪管理職になって、年収が上がった≫では『あてはまる(計)』は74.9%と、7割半となりました。


非管理職の管理職に対する考えについて、≪管理職になると、人生やキャリアの選択肢が増えそう≫では『あてはまる(計)』は51.3%でした。
管理職の実際の状況について、≪管理職になって、人生やキャリアの選択肢が増えた≫では『あてはまる(計)』は54.1%でした。


非管理職の管理職に対する考えについて、≪管理職になると、仕事をコントロールしやすくなりそう≫では『あてはまる(計)』は45.0%でした。
管理職の実際の状況について、≪管理職になって、仕事をコントロールしやすくなった≫では、『あてはまる(計)』は61.8%となり、実際には6割以上の管理職が仕事をコントロールしやすくなったと感じていることがわかりました。


非管理職の管理職に対する考えについて、≪管理職になると、仕事と家庭の両立が難しそう≫では、『あてはまる(計)』は66.7%となりました。
管理職の実際の状況について、≪仕事と家庭の両立ができている≫では、『あてはまる(計)』は59.3%で、実際には、仕事と家庭の両立ができていると感じている人が約6割という結果になりました。


非管理職の管理職に対する考えについて、≪自分に管理職の適性があるかわからない≫では、『あてはまる(計)』は69.4%となりました。
管理職の現在の状況について、≪自分に管理職の適性があるかわからなかった≫では、『あてはまる(計)』は64.5%でした。


管理職の現在の状況について、≪管理職になって良かったと感じている≫では、『あてはまる(計)』は70.6%となりました。
「管理職になって、あたらしいやりがいを得られた」、「管理職になって、仕事をコントロールしやすくなった」など、非管理職がイメージしている割合を管理職が実感している割合が上回ったものもあり、そのようなイメージと実態のギャップから、「管理職になって良かった」と感じている人も多いのではないでしょうか。

「尊敬できる異性の管理職がいる」 管理職女性では5割半
「ライバルだと感じる異性の管理職がいる」 ミドル・ハイクラス女性の2割半
「仲間だと感じる異性の管理職がいる」 ハイクラス女性の5割半、管理職女性では6割
最後に、異性の管理職に対する意識について質問しました。
ミドル・ハイクラス女性(1,000名)に、尊敬できる異性の管理職がいるか聞いたところ、いる人の割合は48.3%となりました。
男性(1,000名)と比較すると、いる人の割合は男性(25.5%)と比べて女性(48.3%)が20ポイント以上高くなりました。
年収別にみると、ミドルクラス女性(42.8%)よりハイクラス女性(52.0%)で割合が高くなっており、ハイクラス女性では半数を超えました。
役職別にみると、非管理職では45.5%、管理職では54.1%となりました。

ライバルだと感じる異性の管理職がいるか聞いたところ、いる人の割合は25.4%となりました。
男性と比較すると、いる人の割合は、女性(25.4%)では男性(12.4%)の2倍以上となりました。
年収別にみると、いる人の割合は、ハイクラス女性(31.0%)では3割を超えました。
役職別にみると、いる人の割合は、管理職(37.6%)が非管理職(19.5%)を大幅に上回りました。また、男性の役職別にみると、非管理職(7.9%)に比べて管理職(16.8%)でいる人の割合が5ポイント以上高くなりました。

仲間だと感じる異性の管理職がいるか聞いたところ、いる人の割合は47.4%となりました。
男性と比較すると、いる人の割合は女性(47.4%)が男性(31.7%)を上回りました。
年収別にみると、いる人の割合はハイクラス女性(55.3%)で高くなっており、5割半となりました。
役職別にみると、非管理職では41.0%、管理職では60.6%で、管理職が非管理職の割合を大きく上回りました。また、男性の役職別にみると、管理職(40.5%)では4割でした。管理職として同じ立場に立つことで、互いの重責を理解しあうことができ、異性の管理職に対しても仲間意識が生まれるのではないでしょうか。

調査概要
調査タイトル:ミドル・ハイクラス女性の仕事・キャリアに関する意識・実態調査2025
調査対象:ネットエイジアリサーチのインターネットモニター会員を母集団とする、年収が500万円以上の25~59歳の会社員・会社役員男女
調査期間:2025年3月7日~3月10日
調査方法:インターネット調査
調査地域:全国
有効回答数:2,000サンプル(有効回答からランダムに抽出)
実施機関:ネットエイジア株式会社
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